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 Not four years, but forty years ―大学生活でなすべきこと
                         〜キャリアセンター長からのメッセージ〜

 大学4年間は、社会人して仕事をするための準備もしくは助走期間と見なすこともできます。その大学4年間で果たすべきこと、それは自分のテーマを見出し、その成果を出すことです。それは、人によってはかなりシンドイ作業であり、苦難のプロセスになる場合もあります。それは、ある意味で自分との戦いでもあります。しかし、そうした辛い過程を経て、学生は本当に「学生」になります。すなわち「学ぶ人」、あるいは「学んで生きる人」として豊かな成長を遂げるのです。ところで、その自分のテーマとは次の二つ。卒業研究テーマと卒業後の進路です。
 卒研(卒論)と進路、この二つのテーマに自分の力と責任で取り組んでこそ、「学生」といえるでしょう。この二つは、もし大学生活という建物があるとすれば、その構造を根本的に支えるきわめて重要な2本柱であり、また同時に、大学4年間の充実度を示す指標だということもできます。
 もちろん建物には頑丈な基礎が必要です。外からは見えませんが、しっかりしたベースがあって初めて、揺るぎのない柱と建物が実現します。その基礎を形成するのは、普段の演習や講義および自学自習における教養と専門の学び、読書、新聞、ボランティア活動、部活やアルバイト、友人との交流、趣味・恋愛・旅行・海外留学、さらに学内外の各種弁論・討論・論文・企画コンテストへの参加など種々多様な経験です。
 ちなみに、卒論を書かなくても卒業できる学部もありますが、卒論を提出しない人もぜひ大学4年間の間に自分の研究テーマを追究してください。といのも、グローバル化が深化し、予想を遥かに超えて急激に変化する時代においては、就職後こそ、自ら学ぶ力、言い換えれば継続的学習力が欠かせないからです。
もし進路が企業や役所であれば、組織は皆さんに将来の幹部候補生となることを期待しています。すなわち「人間性豊かな指導的人材」(「神戸大学の使命」より)ですが、そのためには、多様性対応のコミュニケーション力とともに、総合的判断力をもたらす幅広い教養と専門性に基づく基本的な思考力が必要となります。
 ところで、これら二つのテーマには万人共通の正解はありません。解答は一人ひとり違います。それは、「人間の数だけ答えがある」(建築家、安藤忠雄)という世界なのです。自分はどういう人間なのか、その自分にふさわしい研究テーマや進路・仕事は何かを考えなければなりません。ただし、人間はつねに同じところに留まっているわけではありません。意欲さえあれば、時間はかかりますが人は自分自身を変えることもできます。そうした未来の自分創り、自己の可能性の開花、自己形成への意欲をも視野に入れて、これからの学生生活において自分自身のテーマを探っていきましょう。
 Not four years, but forty years. これは米国スタンフォード大学の教育理念だそうです。名門大学に入り、そこで4年間過ごすことだけが全てではありません。むしろ、この4年間は卒業後の40年のためにあるのです。4年間という貴重な時間を無為に過ごせば、その後の40年の人生が空洞化する恐れさえあるということを示す言葉です。堅固なベースをかたちづくる学生生活の充実と自分自身の二つのテーマの発見と創出に向けて、あなたに与えられたかけがえのない時間を大切に過ごしてください。

神戸大学キャリアセンター長 内田 正博

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