ガイダンス・イベントCALENDAR MESSAGE   HOW TO就活・キャリアアップ Future!ONLINE
お問い合わせ キャリア形成支援page TOP 神戸大学生協TOP 神戸大学キャリアセンター
大和工業株式会社

 製品安全基準100%の必然性と技術開発

 —鉄で拓く豊かな未来— 大和工業グループは「鉄」を中心として、建築用鋼材・重工加工品を生産するヤマトスチール株式会社、鉄道用分岐器等を生産する大和軌道製造株式会社などの他、アメリカ・タイ・韓国・中東など海外にも複数の拠点を持つ。このグローバルな企業グループ全体を統括するのが、大和工業株式会社である。
 今回の取材では、鉄道軌道用品という普段あまり聞き慣れない製品を創業以来70年余り手がけ続ける大和軌道製造株式会社の設計課にてチームリーダーを務める巌(いわお)さんからとても興味深いお話を伺うことができた。まず、“製品の安全基準は100%”が求められるということである。鉄道旅客分野では人々の命を預かっているため、出荷・納品するものに不良品が混入していては軌道製品としては使えない。細かい部品の全て、専用機器等を用いてチェックする。あの長いレール周辺の部品となると想像のつかないくらいの膨大な数となるだろうが、厳しい基準の中でそれら大量の部品の多くを生産する技術があるという事にとても驚いた。
 鉄道用分岐器は、主に鉄道会社からの注文を受けて生産する。設置場所の地形や軌道形状は、唯一無二であるため、それを交換するとなると何十年も前の図面を読み解き、新しい代替品を製造するということもあるそうだ。私たちが生まれた頃から当たり前のように走っている鉄道だが、このお話には歴史やロマンを感じる。指定されたサイズや要求される必要強度など、与えられた条件下での製品化という中にもまた、技術者の難しさや面白さがあるという。
 また、技術開発にも積極的に取り組み、地震等による揺れで新幹線の車両が脱線するのを防ぐ『脱線防止ガード』や、従来の部品を交換するだけで部品の幅が調整され、レールの寿命延伸の効果がある『調整式C形ガード』など、その仕組みは画期的である。他に、現在進行中の開発の話もあるそうだ。身近な存在の鉄道であるが、私たちの知らない技術が数多く存在し、その技術で安全な運行を支える会社がある。
 巌さん自身も、新幹線や在来線に乗車された際に、自分の関わった軌道用品が車窓から見えることがあるそうだ。ここで自分が試作試験を重ねた仕事がついに目に見える形となり、それが乗客の安全を守っているということ、それは技術者として自分の仕事に誇りを感じる瞬間だろうと私も学生ながらに共感した。

 お問い合わせ

神戸大学生協 キャリア・就職支援企画課
TEL:078-805-1582(学内線:2687) MAIL:
 

生協TOPへ神戸大学ホームページへ